現在の「CSR調達」や「持続可能な調達」の
取り組みで徹底的に欠け抜け落ちている点をご存じですか?確かに、SDGs(持続可能な開発目標)を意識して、ESGに注目する投資家にも配慮しなければならない事情は理解できます。しかし…調達・購買部門は一体何を
どのように実行すれば良いのか?
「どうしたら、CSR調達/持続可能な調達
を実践できるのか」
その答えを出すセミナーです。
これまで語られた「CSR調達」や「持続可能な調達」には、残念ながら、調達・購買業務の実態が全く考慮されていません。一言で言えば、語られることに現場感が欠如しているのです。
しかし、これはやむを得ないのです。なぜなら、調達・購買の現場目線ではなく、あるべき姿であり、実現しなければならないこととして「やって当然」を前提としているからです。確かに、時速可能な調達を規格化したISO20400を否定できません。実行して当然です。しかし、この問題は「どうやって」の方法論を見いだすのがとても難しいのです。
「自分たちに何ができるか」
この問題に正面から取り組んで、企業ごとに答えを出す必要があります。多くの調達・購買部門では、取り組みの時間を捻出するのが困難です。だって、他に優先すべきテーマが山積しています。コストダウンはもちろんのこと、モノの確保にも奔走しなければならない。多発する災害では、サプライチェーンも維持しなければならない。そんな中で、はたして落ち着いて取り組めるでしょうか。
取り組む時間のない中で、このテーマの悩ましさは、いつ問題が顕在化するかわからない点です。もしかすると、明日自社の、それも調達にまつわる問題があかるみにでるかもしれない。そんな思いに苛まれながら、どうすれば良いかを模索していたのであれば、いや「やろう」と考えていたなら、このセミナーに出席する意味は十分にあります。
いや、ここまで読み進めていただいたのなら、きっとテーマには関心をおもちなのでしょう。今回のセミナーには、際立った特徴があります。
これまでに「CSR調達」「持続可能な調達」が失われた事例をふんだんに盛り込んで解説を進めます。
1.何が起こったのか?
2.当事者は誰か?
3.原因は何か?
4.どんな対応がよかったのか?(悪かったのか)
これまでに日本企業が遭遇した事例を元に、現場感を重要視した解説を進めます。長年、調達・購買の現場で実際に実務をおこなってきた講師だからこそ可能なセミナーです。
日時:2019年7月26日 (金) 13:00〜17:00
価格:40,000円(税抜き)
会場:東京都内
講師:牧野直哉
牧野直哉
プロフィール:
未来調達研究所株式会社 取締役
神戸大学大学院経営学研究科非常勤講師
1969年東京生まれ 大学卒業
・重工業メーカーで発電プラントの輸出営業を経験後、資材部へ異動し、購買業務に従事。現在に至るサプライヤリレーションの礎を構築(初のサプライヤミーティング開催等)
・外資系機械メーカーで、アジア太平洋地域のサプライチェーン管理を担当。集中購買を徹底しサプライヤー数8割で購入額の9割の購入を実現
・神戸大学ではトップマネジメント講座の調達購買分野を実施
・内閣府防災担当の策定する東日本大震災後の企業/サプライチェーンの防災対策へのアドバイス
著書:
「調達・購買戦略決定入門」「大震災のとき!企業の調達・購買部門はこう動いた―これからのほんとうのリスクヘッジ」「ほんとうの「調達・購買」実践マニュアル-社内の「まあいいや」業務を変える知識とノウハウ-」「製造業の現場バイヤーが教える!
調達・購買部門の<業務力向上>完全ガイド」(日刊工業新聞社)
「購買・調達の基本と仕組みがよ~くわかる本」(秀和システム)
■セミナープログラム
(1)CSR/持続可能な調達とはなにか
【本章の概要】CSR/持続可能な調達をグローバル視点で理解する
① CSR/持続可能な調達を一言で表現してみる
② CSR/持続可能な調達の定義~林立する規格を理解する
③ CSR/持続可能な調達の実践例
1)スポーツ用品メーカー
2)IT機器メーカー
3)アパレル
④なぜ、CSR調達が今、求められているのか
1)顧客への配慮
2)ブランド維持
(2)CSR/持続可能な調達に必要な基礎的条件とサプライヤーマネジメントの関連性
【本章の概要】CSR/持続可能な調達実践に必要な環境条件を評価し、サプライヤーの具体的なマネジメント方法を獲得する
①サプライヤーへのニーズ
1)全社視点
2)事業/事業所視点
3)調達購買部門視点
②サプライヤー管理の方向性
1)サプライヤー
2)市民・地域住民
3)従業員
(3)CSR/持続可能な調達が失われた事例と、サプライヤー管理のポイント
【本章の概要】CSR/持続可能な調達がおこなわれなかったリスクを事例から読み解く
① CSR/持続可能な調達に関連した問題 ~近年の話題を例に
② 事例1 人権
③ 事例2 品質・安全
④ 事例3 情報管理
⑤ 事例4 食品偽装
⑥ 事例5 サプライヤー
⑦ 事例6 外国人技能実習制度
(4)CSR/持続可能な調達実践に必要な調達購買体制
【本章の概要】社内機能別CSR/持続可能な調達実践を目指した具体的な準備を学ぶ
① 新規サプライヤー採用時
② サプライヤー継続審査時
③
実効性のある監査をバイヤーが実現する方法
セミナープログラムをご覧いただければ、実例を活用したとてもわかりやすい内容であることがご理解いただけると思います。しかし、わかりやすいだけではダメですよね。セミナーとは、出席した後にどんな行動を採るかが重要です。しかし、理解しやすいだけでは、なかなか行動には移せませんよね。そこで、こんな内容を加えます。
調達・購買部門は、サプライヤ管理に責任をもたなければなりません。このセミナーを受けた後は、まずサプライヤーにどうアプローチすべきかがポイントです。したがって、どんな業種でも活用可能な9つにまとめたチェックポイントをお渡しします。チェックポイントの確認を通じて、CSR調達/持続可能な調達の実践ステージを実現します。
「CSR調達/持続可能な調達」を
スタートさせる実践的なノウハウを獲得するには
実に濃縮した格好な4時間です。
追伸1
このセミナーは、これまで取り組みたかったけど、なかなかきっかけがなかった方を対象にしています。少しでもCSR調達や持続可能な調達の実現に足を踏み出していただき、自社にまつわるリスクの低減を一刻も早く実現していただきたいと強く願っております。
追伸2
したがって、ISO20400の解説は最低限にとどめます。私は実務家であるバイヤーの皆さんに、実務を通じてCSR調達や持続可能な調達を実感していただきたいと思っています。規格の解説や解釈を確認したい方は、誠に勝手ながらご遠慮ください。
ご出席いただければ、
行動できる「ノウハウ」と「ツール」が手に入ります