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「経営センスの論理」を読んでみた
この本の著者は、前作がとても面白かったので、指名買いで購入。
経営センスの論理 (新潮新書) [新書]
楠木 建 (著)
本書で述べられているセンスとは「面白さ」である。少し本文を引用するとこんなことが書いてある。
人間はわりと単純にできている。人間の本性と折り合いがつかないことはだいたいうまくいかないと思った方が良い。「面白い」から始めることが大切だ。「意味がある」と思って始めても、知識のインプットそれ自体は面白くないことがほとんどなので、そのうち挫折する
(P234より)
私自身「それ、面白い!」と思ったことは、いろいろなことが転がるように進むし、進む過程で面白さを感じ続けるために、乗り越えなければならない壁にぶつかる。壁を越えるのは、面白さを感じ続けるためだ。前作では分からなかった魅力の一端が、本書にて理解できたようである。
なお、前作はこちら。
ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件[単行本]
楠木 建 (著)