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【暴論的】海外調達に必要なスキル~個人編
海外のサプライヤーから購入する際に必要となるスキルには、どんなモノがあるか。過去20年近く海外からの調達を実践し、管理してきた経験から言えば・・・
1.雑食性
なんでも食べられること。東南アジアに行けば、辛かったり衛生面で難があるのは当然。中国も沿岸地域以外は、材料のわからない料理を口にしなければならないし、先進国でもいろいろ食には問題があります。そんななかでも、とりあえず毎日動けるだけのエネルギーを補給できるかどうか、もっといえば現地の食事を楽しめるかどうかが重要となる。
事実、私は同僚を海外に連れ出す場合は、食事にかなり気を遣います。人間は2~3日食べなくても死なないでしょう。でも、充実感を得るために、普段と異なる環境においては、食事は非常に重要なのです。
2.睡眠
これも1の理由と同じです。いや、より重要かもしれません。できるだけ衛生的なホテルを確保します。これは、先進国であればまず問題ありません。中国の内陸や東南アジアの場合は、名の通った有名ホテルが安心できます。名の通ったホテルであれば、朝食と夕食で一応ビッフェスタイルの夕食にありつけるのも大きなメリットです。
3.割り切り
海外調達先でトラブルが発生した場合、翌日、時には当日に現地へ向けて出発しなければならない場合があります。通常であれば無理ですよね。でも、そこを割り切って出発できるかどうか。いうなれば、優先順位を付けて、優先順位が下がった仕事を決められるかどうかが問われます。
以上の3つを兼ね備えている人間が、海外サプライヤーとの取引も結果、難なくこなしていました。ありがちなケースとして、英語とか学生時代の海外経験といったことを優先する場合があります。そういったことも判断基準になりますが、海外調達とは、調達の結果、何らかのメリットを自社にもたらさなければなりません。学生時代の海外経験は、あくまでもお金を支払って行っていたわけで、内容によってはまったく役立たないケースもあるのです。
続いて、明日は組織的なスキルをお伝えします。