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なぜ、サプライヤーをマネジメントするのか
「なぜ、サプライヤーマネジメントを行なうのですか？」
そんなご質問を頂きました。
「何をやれば良いのか、よく分からないのです…」
サプライヤーマネジメントは、別に意識していなくても調達購買業務の中で自然に行なわれています。例えば、バイヤー企業側の要求通りの品質、納期、価格で納入された場合、サプライヤーの関係者にお礼を言いますよね。この「お礼を言う」行為も、立派なサプライヤーマネジメントです。
例にした「お礼」。行なってもらった労いなのか。それとも、意識して、将来的なビジネスにも繋がるように、具体的な目標をもってお礼の言葉を言えば、かなり立派なサプライヤーマネジメントです。
こういったお話をすると、サプライヤーの納入に対してお礼を言った経験のないバイヤーの多さに驚かされます。そういった場合は「ありがとう」の一言を、どのように効果的に活用するかを考え、実際に行動に移せば、確固たるサプライヤーマネジメントになるのです。
しかし「サプライヤーマネジメントは、お礼を言うことである」で語り尽くせるほどに、サプライヤーマネジメントは底の浅いものではありません。サプライヤーマネジメントを実践するまえに必要なバイヤー企業のアクションがあるのです。
