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はじめに①
この本を読んで怒ってしまう人がいるだろう。
きっとそう思う。しかも、私自身の本の売り上げにも響いてしまうかもしれない。
怒ってしまう人たちはきっと営業マンだ。あるいはマーケティングの担当者かも
しれない。
この本では営業マンが売ろうとするときに、いかにバイヤーに心理作戦を仕掛け
てくるかを書いた。最新の販売手法がいかにバイヤーを買わざるを得ない状況にし
ているか、そしてその状況から脱する方法を書いた。
だから、怒ってしまう人がたくさん出てくるかもしれない。ある意味営業マンた
ちを悪者のように書いている側面もある。それに本を売ろうとしている私にだって
影響が出るかもしれない。だから恐れていたのだ。
ただ、現在は「売りの技術」ばかりがクローズアップされているように私は感じ
ている。それに対して、「買いの技術」は陽の目を見ない。いや、進化すらしていな
いのではないか。
だとすると、氾濫する「買いの技術」に対抗する術もなく、買い側は黙っている
しかないのか?そうじゃないだろう。そういう現状にカウンターパンチをくらわす
べく私は「営業マンの心理操作を逆手に取る」という観点から、書き上げた。