ケーススタディ1

ケーススタディ1

缶詰研修で、ケーススタディをやる機会があった。
購買ネットワーク会でもよくやるものだが、別に購買に関するものでなくても面白いものである。
かなり時間をかけて読み込まないとついてゆけない、複雑なケースが多く、予習が大変であったが、いろいろなスキルを習得するには、やはり効果のある方法であることが再認識できた。
気づいたこともある。
ケーススタディの発表の際、講師はどんなふうに場を取り仕切るのであろうと観察していると、
1.なるべく多くの参加者の注意を引くように、会場内を動き回る。
2.なるべく多くの参加者と視線を合わせるように、ぐるぐると体の向きを変え続ける。
3.出てきた意見には、割と大げさに賛意を示した後に、修正や反論や補足をし、参加者に議論への参加を促し、気づきを与える。
さすがである。しかしこりゃ疲れるだろうな。
前だったら、講師がどんなふうに振舞うかなんて気にもしなかっただろうが、自分で司会を務めたことがあると、こういう点にも目が行ってしまうものなのだ。そういう意味では、他の参加者よりも数倍の気づきがあり、私が一番得をしているという訳である。
別に教訓を書くつもりはないが、自分を成長させたいなら、何でもやってみて、恥をかいて見るものなのだ。

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