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交渉は重要か
交渉でもっとも効果的な対応とは、交渉相手に十分に準備をさせないことです。だからといって、日時も明示せずに突然交渉するのが良いかと言えば、そんなことはありません。1回くらいは効果的かもしれないけど、何度も使える手ではありません。
これを逆に考えれば、日常的に交渉ができるような準備を怠りなくやっていれば良くなります。交渉の雌雄は準備次第ともいわれますし、交渉とは、相手を目の前にしたその瞬間でなく、そこまでの過程において、どうなるかが決まります。したがって、交渉の前に必要なデータ分析だったり、相手の出方の想定や、代案の構築といった部分ができていれば、少なくとも交渉に負けることはなくなります。
結局、交渉そのものよりも、その事前段階の取り組みがよっぽど重要だと考えます。××流交渉術とかありますけど、そんなもの、準備が十分じゃなかったら、そもそも機能しないし、バイヤーが行なう交渉は、利益のぶんどり合戦、つまり生きるか死ぬかの戦いです。そんなものを日常的な仕事として、一日に何度もできますか。交渉とは、それほど熾烈なものです。
交渉よりも、前段階の準備がよっぽど重要。たとえ、実際に交渉しなくても。