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何しに行くの???~面談の意義を考えるバイヤー
私の所属している会社には、北米、欧州、東南アジアのにそれぞれ調達の拠点があり、私自身も仕事の関係でよく海外へ出かける。コミュニケーションの手段は発達しても、直接の面談に勝るものは無く、お互いの認識の共通化が出張の一番の成果と思っている。
ただ・・・なかなかそう思ってくれない人が多いのも事実。
私の勤める会社もご多分に漏れる事無く、人減らしがかなり進行しており、その分派遣社員を活用しながら上手くなんとかこなしている。私の同僚に一人非常に優秀な派遣社員がおり、主に海外の拠点とのビジネスを担当してもらっている。業務にも慣れ成果を出し始めている段階で、もう一段階ステップアップの為には現地へ行って現地の実情を理解してもらうのが得策・・・と思い、出張を画策していたら、タイトルにある「何しに行くの?」との言葉が聞こえ・・・要は派遣社員に数十万の出張経費を掛けて、出張させる意義は?との指摘・・・いや、嫌味かな?
そんな事を言う人に限って、全くコミュニケーション下手である事が多い。それに別に自分の部門の予算で行くんだから大きなお世話!と思うし、そんなことを言う張本人は、海外とのオペレーションを経験していない。そんな人に言われた事など気にせずに・・・と割り切れないのが、悩ましくも有り、情けなくもあり・・・。ただ、アグレッシブな中小企業で中国、タイへと進出している会社の社長さん連中は、必ず一回/月以上、現地へ行っている。非常に厳しいスケジュールの中で、現地への訪問を惜しまずに行っている会社は、やはりこの時期業績が良いわけで、その重要性は私の中では確固なものなのである。
派遣社員の海外出張は、その意義を十分に周りへアピールして、張本人が肩身の狭い思いをしないように・・・と心に決めて、前へ進めようと思う。