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共同購買の根源的な問題点
過去に様々な企業が共同購買に取り組んできました。しかし、共同購買を自社の十分でない優位性をすべて補う活動にはなりえません。共同購買を進める場合には、共同購買の限界やデメリットを理解して行なわなければなりません。
どのような共同購買の取り組みに共通している歴然とした事実があります。それは、業界なり製品カテゴリーにおいて、既になんらかの優位性を確保している場合は、共同購買といった手段を活用しません。
例えば、物量面を考えれば、業界内で競合している他社よりも大量の購入が可能なシェア上位企業にとって、シェア下位企業との共同購買にメリットはありいません。これまでの共同購買への取り組みを見ても、トップシェアを誇る企業は共同購買に取り組むケースはほとんどありません。
共同購買の根源的な問題点のひとつ目は、弱者の採用する戦略となる点です。