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単純作業を面白くする方法
単純作業は誰しも嫌なものだと決めつける人もいるが、私はそうでもない。面白くする方法はいく通りもある。
方法1 競争する
大学の体育会でマネージャーをやっていたとき、60人前の食事を2人で作っていた。「タマネギ30個をみじん切り」とか「桃の缶詰20個をあける」など単純作業の時には必ずと言ってよいほどどちらが速くできるか競争をしていた。この方法だと、結構作業そのものにも集中でき、飽きることはない。品質にもルールを決めておくとなお良い。
方法2 自分の中で当面の目標を決める
長距離走者がよくやる、「あの電柱までは走ろう」と決めるやつである。一人で膨大な作業をまかされた時に、そのままやるのと細かく当面の目標を決めて始めるのでは、心理的なプレッシャーが違う。当面の目標と自分へのご褒美(データ100件処理したら、お茶とか)を結びつけておくとなお良い。
方法3 歌を歌う
長距離走や長距離泳の時には個人的に良くやっていた。あらかじめ自分の気に入った曲を準備しておき、頭の中で歌い続けるのである。一種の逃避には違いないが、慣れてくると作業効率は落ちないし、苦痛を感じなくて済む。これは自分だけのオリジナルなやり方だと思っていたら、ある競泳のオリンピック選手がやっていると答えている記事を最近見つけた。
難点が一つだけ。泳いでいる時などは問題ないが、陸上では思わず鼻唄が出てしまうことがある。職場では迷惑なので注意!(そういう先輩が実際に職場に存在した。)
方法4 誰かに押し付ける
作業自体を面白くする方法ではないが、これもあり。「相対性幸福論」だと、人が苦しんでいるのを見ると楽しいということになる。人間関係にひびが入るので、多用は禁物。
方法5 自動化する
これも作業自体を面白くする方法ではないが、自動化するためにあれこれ分析するのは結構楽しいことである。プログラミングなど覚えるとなおよし。