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取引先協力会の行く末
調達購買部門にとってのサプライヤーは、無くてはならない存在です。大手企業では、サプライヤーを集めて「取引先協力会」を組織しているケースがあります。しかし、どこで話を聞いても、運営には問題を抱えているケースが多いです。
もし、取引先協力会の運営に、多大な手間と労力を費やすのであれば、精度そのものを止めてしまえば良いのです。また、円滑な運営の妨げになっている原因を取り去れば良い。うまくいかない原因は、協力会メンバーの陳腐化です。10年前の重要なサプライヤーが、今も重要であるかどうかは、サプライヤーの事業次第です。
サプライヤーへ伝えたい内容を、ミーティングを開催して一斉に伝達する。その際に、懇親会を開催する。招聘するサプライヤーを都度選定すれば、協力会の運営などしなくても良くなります。過去の貢献への報酬との意味合いで協力会メンバーに残っているのは問題です。そのサプライヤーに、何らかの可能性があるのなら別です。しかし、過去の栄光にすがるのは、バイヤー企業も、サプライヤーも止めるべきなのです。
