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思考をメモする
世の中に「メモ魔」と自称する人がいます。
私もその一人であり、以前購買の勉強会で私の
2か月分のメモを見せたとこ
ろ、その量の膨大さに皆が呆れていました。
人の話を聞くときに、一番重要なのはメモをすることです。年下の人やサプ
ライヤーが話しているときに、何を勘違いしているのかメモすることが恥ずか
しいと思っている人がいるのですが間違いです。
そして、もっと重要なのはメモの内容です。
私はサプライヤーと話していると「よくメモしてもらっていますね」と感心
されますが、実はそうではありません。大半は自分の考えをメモしています。
「こういう話し方は面白い」とか「こういうコストダウンはどうだろう」と
か「こういう手法は応用できる」などといった思い付きを書いています。
情報は、それ自体では全く役に立ちません。一体どのようにその情報を使っ
ていくかということが重要なわけです。
「忘れないためにメモするのだ」とか「忘れてもいいようにメモするのだ」
とかいう議論がありますが、これはあまり意味があるように思えません。
大切なことは、書くという行為の過程で自分の思考が視覚化されるというこ
とです。
一般の人の頭の構造はさほど変わりません。ひらめきの数もさほど変わらな
いことも分かっています。違いが生じるとすれば、そのひらめきをメモするこ
とができるか否か、です。
「この営業マンの話の構成は面白い」と思えば、違うサプライヤーへの攻め
口とすることもありますし、メモから生まれたコストダウン手法も数え切れま
せん。
一枚のメモが莫大な利益を生むことを保証します。
劇的な購買になるために
一枚のメモからアイディアを量産する