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海外と日本のサプライヤー、意外な共通点
海外のサプライヤーとビジネスを行なっていて感じることがあります。なにか、海外のサプライヤーといえば、契約ありきでドライな取引関係を想像しますね。しかし、実態はまったく異なります。いうなれば、国内サプライヤーとの取引で感じる浪花節的な関係は、まったく同じかそれ以上に、海外サプライヤーとも感じることができる真実です。
海外のサプライヤーに「浪花節」的な関係が感じられないそもそもの原因は、発注側の購入仕様や条件の不明確さが原因です。長期的な関係をベースにして、1言えば10を理解する国内サプライヤーとの関係になれきった状態をそのまま海外サプライヤーへ適用することは、そもそも無理があるのです。
正しくビジネスがおこなるための基礎的条件整備には、海外サプライヤーのほうがハードルが高いかもしれません。しかし、しっかり相互理解への取り組みを行なえば、積み重ねによってビジネスは心地よくなってくるし、長期的な関係を背景とした便宜も国内サプライヤーと同じように図ってくれます。
唯一、地理的な距離の問題は、国内のサプライヤーと同じ条件にはなりません。この部分だけは、バイヤーとして心を砕かなければならない部分です。海外サプライヤーとの取引を正しく行なうためには、国内サプライヤーと同じように浪花節が通用する関係構築が不可欠なのです。