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知らねばならない中国の真実
中国で軍事パレードがありました。一部の報道では、軍事パレードを成功さ
せるため、数日前に天空で爆発物を処理したそうです。こうすると、雨が降
ることによって、軍事パレードは快晴になります。そして、実際に快晴にな
りました。
また工場は操業停止で、交通規制がひかれ、そして不必要な外出は控えるよ
うに勧告がありました。まさにこれこそが中国リスクではないかと思うので
すが、すべてが軍事パレードのために実施されました。対日戦争への勝利と、
そして対ファシズムへの勝利を高らかに表現した軍事パレードが成功か否か
は今後の推移を待たねばなりません。
しかし、海外メディアからは「失敗」の烙印が押されています。そもそも
2019年のほうが共産党の70年記念ではふさわしかったはずですし、
2015年に実施したのは、あきらかに日本政府と国内問題を意識している
としか思えません。また、アメリカも欧州も首脳が参加しませんでした。韓
国、ロシアの指導者との蜜月をアピールしたのみです。
習近平さんが示すべきは、「経済大国かつ、周辺国とも共通認識を持ってい
る中国」でした。その先進国っぷりをアピールすべきだったところ、習近平
さんが示したのは、「一人が独裁し、国家が勝手に民間企業を操作してしま
う国」でした。これはあきらかにマイナスでした。いや、もっといえば、中
国が気づかないほど、それは大きな打撃といえるインパクトでした。
この状況を見ると、おそらく「中国は脅威である。ただし、考えるほど単純
じゃないぞ」が真実でしょう。中国は経済が失速しているといわれます。経
済成長率が10%台から、7%台に減少しました。ただ、ほんとうに7%台か
はわかりません。なぜか。
というのも、社会統計学者や経済学者によると、「中国の統計はまったく信
頼できない」ようです。信頼できるのは、「輸出入のデータだけ」のようで
すね(なぜかって、そりゃ、相手がいるからですよ)。そうすると、経済成
長率は3%台ではないか、と予測できるようです。あまりに発表数字と違い
ますが、実感とあうのが恐いですよね。
だから、中国はすごい論、に加担するよりも、まずは自分の実感を信じ、そ
して深く考えることの大切さを再認識したこのごろです。