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自分でルールを作る
われらがホリエモンは、とある講演で「自分でルールをつくっちゃえば、自
分が神になれます」と言いました。彼の発言を全て賛同するほど私は悟ってい
ませんが、このコメントだけは非常に理解できる気がしました。
世の中の決まりの一つに「質問する方とされる方では、される方が圧倒的に
有利だ」ということがあります。質問をする方は、その時点で既に「質問され
る側の土俵で勝負」しようとしているのですから、勝敗は明らかです。
その上、質問される側がそもそもそのルールを創り上げた人であれば、もう
「神になれる」といってもよいのかもしれません。
コスト評価や、納期の両社合意のやり方、サプライヤー評価のやり方、毎期
のコストダウンの方法。全て、あなたが決定してみてください。仮説で構わな
いので、自分のやり方を提案し、できれば押し付けてみてください。
何か指摘されても問題ありません。代わりにあなたが「じゃぁ、代案は何で
すか？」とさえ訊いてみれば、ほとんどの人は何も言えなくなりますから。
議事録は書いた方に有利になります。これは鉄則であるはずです。その他の
物事も一緒です。ホリエモンも
livedoorという登場人物と、証券市場での自ら
のルールを創り上げました。これでは、他者（社）が勝つことができるはずは
ありませんでした。
付け加えておきますと、ホリエモンは資本主義そのものでした。資本主義と
は
2点間の価格差を利用し、自己の利潤を追い求める知的ゲームだからです。
ゲームをしようとしているときに、そのゲーム作成者を超すことはできませ
ん。サプライヤーが決めた、設計者が決めたルールの中では、バイヤーは今日
も惨めな出来レースを繰り広げるだけです。
是非、多くのことを自ら決定し、そのルールの中で遊ばせましょう。それが、
購買改革の一歩となるはずです。
劇的な購買になるために
「こう決めました」と言ってみる
