自動車が売れない理由を考えるバイヤー

自動車が売れない理由を考えるバイヤー

自動車が売れないらしい。世界的な好況に支えられて、輸出が好調だった頃には言われなかった日本国内の販売台数の落ち込みも最近その理由と共に、耳にする機会が増えた。

若者の嗜好が変った?そもそも車を買う購買力が無くなってきた?いろいろ言われているが、単純に言えば車が高いだけではないか?と思う。

私は自動車の免許を取得して約20年。これまで5台の車を乗り継いできた。これまで乗ってきた車は、その時々の自分のライフスタイルと、予算に応じて決定してきた。

そしてふと考えると、いろいろな車が発売され、車種による栄枯盛衰はあるにしても、基本的に車の価格は下がっていないのではないか?と思う。ビデオデッキや、機能対比でのパソコンの価格が何十分の一にもなっている中で、いろいろな機能の追加、燃費の改善はあるにせよ、価格に大きな変化があるとは思えないのである。

私が最初に手にしたパソコンと、最近勝ったパソコンは、価格的に変わりない。が、数値的な仕様は大きく進歩している。CPUの処理能力は比較にならないくらいに向上しているし、メモリーとハードディスクの容量など何百倍にも増加している。その事で、テキスト+αでしか扱えなかったデーターも、今は画像から動画まで扱えるに到っている。

で、車はどうか?基本的な価値は変っていない。最近の排気ガスの成分改善と、燃費の向上には目を見張るモノがあるのは事実だが、でも価格は下がっていない。自動車は人の命に関わる部分が多いから、パソコンやビデオとは比較にならないよ!と言われるかもしれないけど、でもじゃぁここ数十年で交通事故が減っているか?と言われれば減っていない。

日本を代表する産業といえば自動車と電機。でも電機メーカーは、付加価値の高い新製品を出しても、価格の下落に苦しんでいる。一体自動車は何が特殊なんだろうか?自動車が売れない理由を、自動車の価格が長らく変っていない点から考えると、どうなのかな?なんでだろうか?

このからくり、どなたか教えていただけませんか?飲み代持ちで、どこへでも駆けつけますけど。それくらいじゃ無理か。

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