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調達購買部門のもっとも大きなリスク
一昨年以降の相次ぐ天災によって、サプライチェーンの寸断へのリスク認識は高まりました。しかし、調達購買部門にとって、もっとも身近で発生頻度も高いリスクへの準備はおこなわれているでしょうか。
日本は現在、開業率よりも廃業率の方が高い減少が、1980年代以降継続しています。一概に景気変動だけでは説明できない減少です。最新のデータでも、廃業率は4~6%。4%としても、サプライヤー25社と取引を行なっていれば、なんらかの形で事業を継続しない選択が行なわれても不思議ではありません。
調達購買部門の日常業務の中で、サプライヤーの経営状態の確認を行なっていますか。財務諸表を漫然と確認するだけでなく、サプライヤーの事業継続を様々な形で確認しなければなりません。なかでも重要なのは、事業を継続する意志があるかどうか。様々な苦難が矢継ぎ早に訪れる厳しい経営環境の中で、経営を続ける意志持ち続けているかどうかをバイヤーとして判断する能力なのです。