遊園地バイヤーから公園バイヤーへ

遊園地バイヤーから公園バイヤーへ

指示がないと何も動けない人がいます。
いや、こういう人たちは「指示待ち人間」と言われて、以前より非難されて
きました。
ですが、最近ではもっと高いレベルが求められています。それは、「通常の業
務をこなすだけでなく、新しい仕事を創り上げる」能力です。

指示を待たず仕事をするだけではなく、価値があって他の誰もできないこと
を始める必要があります。これは言いすぎでしょうか?言いすぎではないと思
います。

少なからぬ経営者は気付いていますが、もう机を叩くだけのバイヤーを一人
雇っているくらいであれば、中国で10人雇った方がマシです。
10人が机を叩いたり、勢いで交渉するだけだったら絶対に成果が上がります。

その先にある価値創造は簡単にはできません。
実際に、マニュアルに頼ったり、繰り返しの労働はもはや先進国では意味を
なしません。代替性の高低と言い換えてもよいかもしれません。
さらにバイヤーに適応すれば、

「遊園地型バイヤーから公園型バイヤーへの転換が求められている」と言ってもいいでしょう。
遊園地型バイヤーはテーマパークの中で、他者が創り上げた遊具の中で戯れ
ます。
しかし、公園型バイヤーは何もない空間の中で、自ら考えた遊戯を行い、そ
の結果として自己の想像力と価値を高めてゆきます。
いつかしら、「コストを下げるのが購買」ではなく「価値を見つけてくるのが
購買」という認識に移行するでしょう。

購買とは、多くの発意の中から、自社にとって最も価値のあるものにお金を
払い続けていく高貴な行為だからです。
劇的な購買になるために

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