金を稼ぐホームページに必要な、たった三つのこと

金を稼ぐホームページに必要な、たった三つのこと

100万円を稼ぐのは難しい。でも、100万円を無意識のうちにゴミ箱に捨てるのは簡単だ。

また一つ、また一つ、ホームページを数秒ずつ確認しては、画面を消し、次を検索していく。バイヤーとして製品を検索していたときのことだ。

私は製造業でバイヤーをやっている。そのなかで、多くの中小企業のホームページを見てきた。

なぜ、中小企業のホームページを見るのか。それは、たった三つの理由からにすぎない。「めちゃくちゃ急ぎで必要な、トランスをすぐに製造してくれるところはどこだ(緊急)」「値上がりで困っている、抵抗器を安く売っているところはどこだ(価格)」「どこを探しても売っていない、この電源装置を売ってくれるところはどこだ(希少)」の三つである。

その思いで、検索範囲を中小企業にまで広げる。

すると、驚く。最近の中小企業のホームページには、こんなフレーズが踊っている。「私たちは、次世代の地球環境を考えています」「見つめているのは、日本の未来です」「匠の技で、ものづくりの将来を創造します」

そんなホームページを見るたびに、残念な思いにとらわれる。

綺麗で、豪華なホームページ。きっと作成・運用には100万円近くはかかっている。しかし、そのホームページでは、ほとんど新規顧客は獲得できていないという。そんな現状を最近聞いた。

それは、私たちバイヤーの「検索する理由」を理解してくれていないからだ。その100万円は、ほとんどゴミ箱に消えている、というのは言いすぎだろうか。

バイヤーたちは困っている。だけど、その困りごとを解決してくれない中小企業は多い。だから、バイヤーはすぐに次のホームページに飛んでいく。逆に、買い手心理をわかってくれるホームページだけは、人を集めている。

「羞恥心」というグループが流行している。ただ、これから中小企業に必要なのは、買い手の心理を理解した「招致心」だ。

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