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雑務を異常なスピードでこなす
数は多くないのですが、私より下のバイヤーに常に言っていることがありま
す。
それは、「すごい購買マンになりたければ、雑務を異常なスピードでこなす術
を身につけてください」ということです。
ある私の尊敬する方は「コピーのとり方の速さだけでその人が分かる」とま
で言っていました。
交渉力や調整力なども、もちろん必要なのでしょうが、最も重要なのは雑務
を速くこなす能力です。
例えば、パーツリストから各メーカー毎に割り振る仕事。納期フォローのた
めに部品を抽出する仕事。
様々なことがあると思いますが、それらをルーチン化し最速のスピードでこ
なしていく必要があります。
議事録の作成から、見積依頼から、毎日の些細な問い合わせまで、ほとんど
のことは即やるからこそ価値があります。一日や二日遅れてしまえば、その価
値はほとんどなくなってしまいます。
そして、物事を速く早く済ませるコツは、対象を分類することです。
1).すぐにやるべきこと
2).少し考えて実行すること
3).無視すること
おそらく、
1).は誰だって実行するのであり、さほど重視すべきこととは思え
ません。少し重要なのは、考えないと行動を起こしても意味のない
2).と、行動
する必要すらない
3).の区別をしっかりとつけることだと思います。
その区別すらつかず、全てを秘書にやってもらっている偉い方々は、もしか
すると家でもヨダレ掛けを奥様からかけてもらっているのかもしれません。
劇的な購買になるために
「するべきこと」の判断をする
