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5-(6) QCの基本<基礎知識>
QCとはQuality Control、つまり品質の管理のことです。そして、QCを改善するツールとして、QC七つ道具というものがあり、①グラフ・管理図 ②パレート図 ③特性要因図 ④チェックシート ⑤ヒストグラム ⑥散布図 ⑦層別 のことを指します。バイヤーに限らず、入社すると学ぶことになるでしょう。
QCサークル(品質や生産性の向上を目指す社内グループ)では、「現場で不良品が発生する」→「不良が発生するプロセスをつかむ」→「原因を追究する」→「その改善対策を練る」→「効果を測定する」→「標準化する」、という改善ストーリーをこのQC七つ道具を使用して具現化していくわけです。
これらQC七つ道具が使われるのはQCサークルの中のみであるという考えがなされます。使ったとしてもせいぜい生産現場か品質部門だけだろう、と。確かにバイヤーが日々の業務で生産不良の撲滅のためにQC七つ道具を使用することはありません。
しかし、これらの手法を学ぶことで、より高いバイヤー業務を遂行することが可能となります。それは、結論を導くためにQC手法を使うのではなく、結論を正当化するためにQC手法を使うことです。