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8-(2) 情報を社内外に提供する<基礎知識>
情報購買という言葉があります。簡単に言えば、日々の調達活動の中で入手した最新の市場動向・技術動向などの情報を社内に展開することです。
市場動向から新たなサプライヤー戦略を構築したり、あるいは、技術動向を設計者にフィードバックすることで新製品の開発に寄与したりすることです。
情報購買というとなんだか難しいように感じてしまうかもしれません。しかし、このこと自体はバイヤーが意識せずとも日ごろやっていることです。「あのサプライヤーの新製品が安い」とか「あのサプライヤーの工場では最近品質レベルが落ちてきている」とかいう情報を設計者と話したりするのも、外部の情報を内部に注入する活動の一部といえます。
この情報購買をより意識し、動きを加速することが求められています。
そして、その活動の結果として、全社的なQCDの向上を図ることができます。
