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感動するコスト削減②
上司が去って、その部下は自宅で手紙を開けました。その部下は読んで泣いてしまったそうです。自分が不平不満を書こうとしてしまった反省もあったかもしれません。そこには、こう書かれていたようです(伝聞なので原文ではありません)。
・これまで厳しく指導してきて悪かった
・自分は昔、もっと強い指導を受けてきた。
・そのとき、「こんな上司にはならないぞ」と願ってきたが、自分がそうなってしまった。
・ときには感情に任せたときもあった。申しわけなかった。
・ただ、真剣に君たちを育てようとしたことだけは信じてほしい。
・苦労に苦労を重ねた人と、気楽に仕事を続ける人とでは、人間の質が異なってくる。
・厳しく育てられ自ら生きて行ける人、そして甘やかされて育てられ一人で生きてゆけない人。
その教育のどちらが、ほんとうの「やさしさ」だろうか。
・今後も、君たちにうわべの優しさをふりまこうとする人たちがいるだろう。
君たちには、ほんとうの「やさしさ」と「まじめさ」を見抜く力をつけてほしい。
・君たちの成功を心から祈っている。
経験とは、加齢とともに増え、それだけは若輩者がどうやっても追いつけないものです。
いまこそ年長者の熱のはいった本気の説教を聞きたい、と思うのは私だけでしょうか。
感動する組織づくりは、年長者のちょっとした勇気からはじまるのかもしれません。