7-(7) 改善指導のやり方<基礎知識>

7-(7) 改善指導のやり方<基礎知識>

サプライヤーの改善活動の応援がありたい姿を目指すものに対して、改善指導が必要になる場合はサプライヤーが最低限のあるべき姿にも達していないときです。

経営が悪化していたり、品質に重大な欠陥を抱えていたり、生産に悪影響を与えており、さらにそのサプライヤーの代替候補が存在しない場合はバイヤー企業主導の改善指導が必要になってきます。

観点としては、

・売上、利益率

・品質不具合発生率

・原価構成推移(労務費・資材費・製造経費・販管費)

・出来高予定実績比較

・人的資源

これらの資料を提出させ、どこに悪さがあるのかを明らかにしてゆきます。その後、改善案と計画を両社で練り、月次の実績を管理することになります。

予定と実績に乖離が著しい場合は、どこに問題があったのか、どう今後に結び付けてゆくか、を繰り返し討議することが大切です。必要であれば、人員を送り込みサプライヤー企業に張り付きサプライヤーの意識を変えるところまでやることになります。

月次で計画を立て、その横に実績を表示させます。この差異は何か? 8月度は予想以上の売上にも関わらず利益率が下がっているのはなぜか?ということを一つ一つつぶしこんでゆきます。

目標を目指し、現在の悪いところを徹底的になくしてゆく根気が必要です。

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