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8-(5) 先端技術調達に特化する「雑感」
アメリカに行ったとき、同じく衝撃を受けたことがありました。昼休みになると、皆簡単に食事を済ませて、テレビを見ているのです。何かと思えば、「本日の株価」。昼休みの終了ギリギリまでしつこくチェックしていました。
私は漠然とですが「もうこの国はモノづくりを止めたのだな」と感じました。
そのあとに行った工場では、「外注先からの納入は遅延するし、やっと届いたかと思ったらガムが付いていました」と日本人の工場長は嘆いていました。退職率はなんと8割を超えるそうです。
もちろん、これらは個人的な経験です。が、なぜか「将来の日本の製造現場でもこういうことが起きるのだろうな」と強く思いました。それに対して、中国の工場で出会った皆の目が輝いていたこと。
バイヤー業においても、アジア圏のバイヤーと比して「一体自分はいかに付加価値を生む仕事ができるのだろう」ということを今から考えておくべきだと思います。