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落ち込まない技術
企業は社員へストレスチェックを実施する運びとなりました。強制です。も
し深刻な病状が把握しうる場合は、ただちに労働時間の短縮、作業の転換な
どが配慮されます。このところ関連記事のリンクをはると(このメールマガ
ジン自体が)みなさんに届かないようですので、詳細は「うつ社員をあぶり
出す?国の新制度への懸念」と検索ください。この記事に、この内容から懸
念点まで網羅されています。
さて、私がお伝えしたいのは、より具体的な「落ち込み」を減らす技術です。
タイトルには「落ち込まない」と書きましたが、実際は落ち込むものです。
しかし、落ち込みの後に、その影響を軽減することはできます。どうやって
やるかというと、体を動かすのです。
私はこれまで体と精神の調子は、相当な相関関係にあるのではないかと思っ
てきました。というのも、おなじ人間のことですから、そもそも分離するの
がおかしい。心を変えることはできません。ただ、体の動作を変えることは
容易です。そのうち、心も体に影響をうけて落ち着くはずです。しかも体を
動かせば気が晴れるとは、多くの研究結果も述べています。
個人的にもっとも効果的だったのは、顔と手の甲を叩く方法です。あまりに
効くものですから、私はかつて無料小冊子を作成したほどです
(http://www.future-procurement.com/booklet/tft/)。リンク先をご参照
ください。今回は、この小冊子以外の方法を書きたいと思います。
まずは、ニタニタ笑うことです。できれば、マスクをつけたほうが良いです
ね。そうすればニタニタ笑っても周囲のひとから怪しまれません。私がいつ
もマスクをしているのはそのためです。それと……、あといくつかコツがあ
ります。
かつて神田昌典さんはこの方法について、「笑うんじゃない。ニタニタする
んです」と強調しました。きっと、ニタニタしてしまうと落ち込めない体の
仕組みをご理解なさっていたのでしょう。もちろん、ウツ状態のときは別で
す。ただ、落ち込んでいるていどであれば、顔を無理やりニタニタさせるだ
けでじゅうぶん解消できます。
次に、かかとをつけずに歩くことです。なぜ落ち込みが解消するか、理由は
わかりません。ただ、つま先に意識を集中し、かつ大変。この意識をそらす
のが大切ではないかと思うのです。足が痛くなってしまうくらいが良い。そ
れくらい歩き続けると、なんとなくですが、心のモヤモヤがとれていきます。
あるひとは、つま先立ちで全力でダッシュする方法を勧めています。めちゃ
くちゃしんどいのです。しかし、たしかにゼイゼイしているとき、瑣末なこ
とで悩む余裕はなくなります。
そして三つ目が、腹式呼吸です。腹式呼吸は、みなさんに正式なレッスンを
勧めます。私はプロから習っています。よく「お腹から声を出す」といいま
すが、習う前の私はよくわかりませんでした。コツは、「お腹が口だと思っ
て、お腹に会話させる」と思うことです。お腹を極端なほど膨らませたり、
へこませたりします。自分の会話にあわせて腹式呼吸を行ってください。
繰り返し強調すると、落ち込まないのではなく、落ち込みのダメージを最小
限にするのが大切です。小さなテクニックでも、集めると使える武器になり
ます。よかったらそんな技術を試してみてください。