好きなことだけ勉強しよう

好きなことだけ勉強しよう

「好き」という感情は特別なものです。

別に恋愛論をしたいわけではありません。もちろん仕事のことです。

たまに「自分がバイヤーに向いているのか分かりません」と仰る方がいます。
しかし、そこで一番重要なのは仕事の中に「好き」と言える要素が一つでもあ
るのか、という点です。

なにやら精神論になってしまいますが、「好き」と思えるだけで才能がありま
す。そこには、その人が没頭できる何かがあるからです。

私は最初、バイヤーの仕事にまったく興味が持てませんでしたが、パソコン
をいじるのは好きでした。そこで、納期催促と見積もり依頼のオートメーショ
ンソフトを作ったところ、あっという間に部内に広がり好評になりました。

好評だったのでその機会にソースの勉強をしました。このとき得た知識は貴
重なものです。

また、文章を書くことも好きだったものですから、その時々に起きたことを
「購買月報」としてまとめ各部門に勝手に配りました。社内
HPも勝手に作り
ました。それが好評になり、次々に問い合わせが届きました。

このとき「どうやったら人の注意をひくことができるか」という、とてもバ
イヤーとは無関係のことを多く学びました。マーケティング関係の本を読み漁
ったのですが、これも非常に糧となっています。

人は、周囲から思われているような人間になってしまいます。

「この人はこういうことができる」と思わせれば、本当にそのことに関する
プロになってしまいます。

何でもいい、とはいいません。ですが、自分の「得意なこと」とまでいかな
くても「好きなこと」をやれば将来をつくりあげることができる、というのは
面白いことではないでしょうか。
劇的な購買になるために

「私は好きなことのプロです」と言ってみよう

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