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OJTとは、答えを探すゲーム
バイヤーにはまともな教育はなされません。
もともと「どうやって社内調整をすればいいか?」とか「どのようにサプラ
イヤーと接すればよいか」などといった業務の基礎については「うーん、その
人の人間性だね」程度の答えしか出てきません。
結果としてバイヤーの教育は
OJTという、言葉はかっこいいのですが、単な
る「即現場投入」に任されてきました。
私はこの傾向が一瞬に変わるとは思いませんので、この
OJTへのアドバイス
をしたいと思います。
これも少し神学的ですが、なぜかそのバイヤーが一人前になるための練習が
OJTには全て含まれています。本当に面白いくらい、何かが終わったら、その
次の試練がやってくるようになっています。
最も重要なのは、問題が起きたときに「この問題は私に何を教えてくれよう
としているのだろう」と自問することです。これはどの年齢でも同じかもしれ
ません。
なお、OJTで初めてぶつかった問題と解決方法、そして学んだことを全てメ
モしておけば売り物になります。私は、メルマガをほとんど全てそういったメ
モから書いています。膨らませて書けば、コンサルタントになることだってで
きるはずです。
そうやって学んだことをつないでいくと、ほとんどのバイヤーが同じことに
ぶつかったり、学んだりしていることが分かってきます。複雑な世の中ですが、
そういったメカニズムはさほど変わらないからです。
OJTとは答え(学ぶべきこと)を探すゲームです。問題自体をゲームと考え
れば、ゲーム世代にはそれをこなすことなど楽勝です。
劇的な購買になるために
問題が起きたら「何を学ぶべきか」を自問する