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決断しない人が信用されない
バイヤーがやってはいけないことに「威嚇的にサプライヤーと話す」という
ことがあります。
確かに、常に抑圧的・威嚇的であればサプライヤーの人はバイヤーを信用し
なくなってくるはずです。
しかし、もっとサプライヤーが信用できないと感じるバイヤーがいます。
それは、「決断をしない」バイヤーです。
常に、サプライヤーから相談を受けたときに「上司の許可を得てから」とか
「設計に相談してから」と言っては、「ああ、じゃぁこの人に相談しても意味が
ないんだな」と営業マンは思ってしまうでしょう。
しかも、そういう答えばかりすれば、相談に誰も来なくなっても文句は言え
ません。
あなたではない人に直接相談しにいった方が早いのですから、それは業務効
率化と言ってあげるべきです。
もちろん私は、全ての項目をバイヤーが一人で決断を下すべきだと言いたい
わけではありません。それは不可能です。
私が言いたいことは、なんでもかんでも他人の許可が必要なそぶりをみせる
ことは止めたい、ということであり、何か不本意な決断がまるで他人が下した
かのようにみせる姿勢はよくないということです。
確かに自分が決断しなければ、自分がリスクを取る可能性もずっと少なくな
ります。
リスクとリターンは常に一体であるからです。
その際に、もちろんリスクが低ければリターンは少なくなりますし、リター
ンを多く望むのであればリスクを取る、という決断がどうしても必要になって
きます。
劇的な購買になるために
意思決定をしよう