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お変わりありませんか
30冊目の書籍を発売します。大胆なタイトル、<「調達・購買」戦
略の教科書>です。この書籍をお読みいただければ、調達・購買の戦
略を自ら構築できるはずです。誰かが作った戦略など無意味で、自ら
が構築せねばなりません。そのため、血の通った戦略を作るための完
全マニュアルを書き上げました。
「調達・購買」戦略の教科書
http://www.future-procurement.com/jump/senryakubook.html
ところで、これ以降はお時間があったらお読みください。
10年ほど前になりますが、調達・購買関連の書籍を書きたいと思っ
て、出版社をまわりました。私は単なる一人の調達担当者でした。ホ
ームページで調べて、企画を送付していいか問い合わせるのです。若
さはそれだけで特権ですが、後先考えぬ勇気も重要ということでしょ
う。そのほとんどは「調達・購買関連なんて売れないと思う」といっ
た反応でした。また、周囲も否定的で、調達関連のコンサルタントに
も訊いてみましたが、「自費出版じゃなければ難しいと思う」とのこ
とでした。
ある、調達コンサルタントにも訊きに行きました。すると「あなたは
若いからダメだと思う。だって、ベテランの発言しか聞くはずないも
の」といわれました。そして、自分もなかなかコンサルティングの仕
事を獲得できないのは、比較的に年齢が若いからだ、といわれました。
ところでその後、このひとに出版が決まって挨拶しにいくと「そうい
う奇跡も人生ではあるんだよね」といわれたので驚きました(この方
は、起業に失敗して、現在は転々となさっています)。
話を戻します。出版社のなかで、唯一、好意的な反応だったのが日刊
工業新聞社でした。現在の編集長は、当時、まだ副編集長で、私に会
うなり「あなたは将来、凄いものを書く気がする」といってくれまし
た。しかし同時に「とはいえ、将来じゃだめなんですよ。私たちは今
に生きていますから、この時点で書けなければいけない」。そういっ
て、いくつかの要望を教えてくれました。私は、翌日に1万字を書い
て送りました。アマチュアとしては、相当に早かったようです。
一ヶ月後、なんと「出版が決まりました」と連絡が届いたのは忘れら
れません。そして、書き上げたのが『調達力・購買力の基礎を身につ
ける本』でした。運良く、すぐさま売れはじめ、どうも類書ではもっ
とも売れたようです。ラッキーとしか言いようがありません。さらに、
この記念に、副編集長が打ち上げを開催してくれました。そのときに、
たまたま居合わせたのが、幻冬舎の編集者でした。
幻冬舎の編集者は、私のことをなぜか面白いと思ってくれたようで、
数日後に「私とも本を書きませんか」といってくれました。私がその
後に、2ヶ月で書いたのが『牛丼一杯の儲けは9円』というもので、
なんと本屋のベストセラーランキングにも入りました。その後、取材
依頼なるものまで受け、貴重な体験をいままで続けています。
その後、30冊を重ねる幸運を得ました。
その過程では、けっこういろいろありました。ほとんどは素晴らしい
ひととの出会いでした。しかし、例外もあります。たとえば同業者の
先生からは、私を指して「考えないで行動するほうが、たまたま上手
くいく場合もあるんだよ」といわれました。また、「あなたは調達・
購買とかいっていないで、他のことを考えたほうがいいと思う」とも
いわれました。どうも、既得権益に潰される、という意味だったよう
です。
また、なにか奇妙な経験もしました。私に研修の依頼があったのです
が、「やはり、上の意向で、既存の講師にします」といわれたことが
何度もあります。意向ならば、はじめから明確にしたほうが、両社の
ためだと思いますが……。ある会社からは「若く見えるからお断りし
たい」というのもありました。
ただ、試行錯誤のなかで、みなさまから支えられて30冊目、という
感激もあります。とくに今回は、ずっと私が書きたかった調達・購買
戦略に関わるものです。私の戦略は、ひたすら真摯に、ひたすら実直
に、そしてひたすら過剰に、というものです。これは誰から教えられ
たものでもありません。自分なりに考えた結果です。みなさんにも自
分で考える大切さをお伝えしていきたいと思います。
「調達・購買」戦略の教科書
http://www.future-procurement.com/jump/senryakubook.html
ぜひ、お読みください。