第1章 座談会 4.● 部品で萌えるバイヤー②

第1章 座談会 4.● 部品で萌えるバイヤー②

片平 トラブルが終わって……みんなで良かったねって……後味もすっきり終わったね……

坂口 トラブルね

鈴木 それも羨ましい……いつもお疲れ!くらいしか言われない

片平 鈴木さんは、前倒しで仕事を処理しているから……

鈴木 トラブルを起こさずにいると、暇そうに見られて、かえってトラブルを起こして上の人間と一緒になっていると、おれって話題の中心?と勘違いする。こっちは問題なくモノ、流れているけど……って思うけど。

りょうま うちの会社では独特かも。

鈴木 トラブル起こして、上の人が出てきて……ガンガンやっていると勘違いする

坂口 日本人は、能力の無い人間ががんばっている……ってのが好きだから 無能な勤勉さってのは、なかなか見抜けない

鈴木 そういう人は、意外と評価が高い

坂口 評価されても、されていなくても給料が変わらないのが救われる

鈴木 そういう人は、居ても良い。みんなが淡々とやっていたら面白くないし、それで調和が取れていれば

坂口 ぼくが進める方法は、仕事は速く終わらせて、後は自分の好きなことをやるってこと

斎藤 それは坂口さんしかできないよ

坂口 ある程度、定時でばっかり帰っていると、日本の男は嫌らしいから、すぐやっかみとかする。あいつ仕事すくねーとか。定時で帰る方法って本が何冊も出ているから、それほど日本の会社は定時で帰るのが難しい。それは事実だと思う。じゃないと、あんなに本が売れない。

斎藤 子供がいると、定時で帰れるけど、そういう人以外は帰りづらい?

片平 そんなことはない……

りょうま 労働時間が長い人間は、それだけじゃ評価されない。

斎藤 残業ができないから評価が低いと言われた事がある

坂口 そのマネージャーは、どう評価すべきなのだろう?正直と言うべきか……アホなのかと言ってやるべきか…… 体質なのだね。辞めたら?その会社。体質は一人じゃ変えられない。

斎藤 残業の時間に、納期トラブルでできる対応って限られていると思う……もう終わっている会社も多いし。

坂口 何で辞めないの?

斎藤 なんだかんだと居心地が良いのかなぁ~ 転職はなぁ……今まで部署移動だけだし。履歴書は就職するときに書いて以来書いていない

鈴木 転職は片平さんに……

片平 3回目なので……

鈴木 転職するってパワーがすごいと思う……

片平 でも、3回ともイヤで辞めたわけではないです。

斎藤 ステップアップで転職する人はすごいと思う

坂口 転職の半分以上の理由は、イヤだから。好きだったら辞めないよ。半分はイヤで、半分は次もっと良いところを探そうとするからでしょう?

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