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シグナルを無視するバイヤー
昨日に引き続き景気の話。まだこれからも落ちていきそうな、まさに底なしの雰囲気の真っ只中に居る。
いろいろな会社の決算見通しの発表をみても、今回の景気後退の突然さと規模にまったく対応できなかったんだろうな、と思わせる示唆に富んだ内容になっている。それくらい急激な冷え込みって事だろう。
でも、よくよく考えてみる。そして、こんな風にブログを書いているので、過去の記事を見てみる。そして昨年の手帳を読み返す。一昨年後半の手帳には
”○○氏より、米国景気予想以上にヒドイ?!台湾は大変!との話”
なんてコメントがある。私は普通の人より東南アジアを旅する機会が多いので、仕事を離れても連絡を取り合っている友人が何名かいる。もう2~3年会っていない人もいるが、たまに「元気?」とメールを送る。このメモは、たまたまベトナムで一緒に食事をしたときに得た印象だった。
そして丹念に読み返して見ると、結構その「予兆」があったことに気づく。これも後付といわれたら返す言葉はないが、今は見るも無残な株式投資も、上記のコメントの頃から明らかに変調している。
今回の景気後退は、金融面での収縮から、実体経済へ派生していった様に見える。しかし、実体経済だって、見えにくいかもしれないけど、それなりにシグナルを出していたのかな?と思えてくる。せっかく少し踏み込んで考えれば、何かが得られたのにも関わらず、である。
そういえばこの本を書いた、かつての大本営参謀。ある戦争の開戦日を予想して見事的中したときに、「世の中にある情報を丹念に読んでゆけば、予想できるものですよ」なんてコメントがあったことを思い出す。目を開いているようで見ていない。聞こえてくるのに聞いていない。自分にそういう状況が以外に多いかも?!これはカイゼンしないと~