「29」のボタンに喜ぶバイヤー ~49との大きな差について

「29」のボタンに喜ぶバイヤー ~49との大きな差について

一日に何回コンビニへ行きますか?私は、出勤日には必ず一度は立ち寄る場所である。初めてコンビニへ行ったのはいつのことか?当時とは比較にならないくらい様々な機能を実現し、さらに進歩を続けている場所である。

商品を選んでレジへ行く。私はコンビニでバイトをしたことがある。バイトを始めた頃は、レジもすべて手打ちで、商品も食品、日用品、雑誌・新聞くらいにしか分類していなかったと思う。ところが今では、詳細な販売実績を得るためのPOSが導入されて、消費者の購買行動を分析するデータを提供するに至っている。

と、そんな高貴な話ではなく、レジの最後に打たれるボタンをしっていますか?レジ担当者の、極めて個人的な判断基準にもとづいて、年齢が判断されてしまうのである。私は実際の年齢的にも妥当な「49」というボタンを押されることが多い。まぁ「49」より若い数字が「29」なので、妥当なんだけどちょっと釈然としないケースもある。

ということは、30歳前後から49歳くらいまでは、コンビニにとってほぼ同じ消費行動を行う対象として捕らえられていることになる。えっ?!本当?と思ってしまう。だって、自分の30歳代を振り返っても、激動だったし、大きないろいろな変化が訪れた。20年というスパンでは、誰々の息子、娘という立場から、所帯を持って、父となり、母となり、可能性としては、祖父、祖母になる可能性もある。そんなに変化に富んでいる可能性の高い20年を同じ購買層としてみるのって正しいのかな?

でも私の記憶にある限り、コンビニが広く社会に浸透して20年以上。なんでも百貨店の売り上げをコンビニが抜いたらしいし、30~49歳を同一視していることは、今のところ大きな問題にもならずにいるんだろう。ちなみに今日の昼食を買いに入った時、最後に「29」のボタンを押しているのを見て、ちょっと嬉しくなってしまった。ちょっとした感動も与えてくれるチャンス・・・・・・と思えば、まぁ良いか、とも思える。

ちなみに私は39歳です。

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