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サプライヤーの倒産対応 1
調達購買部門にとって大きなリスク要因は、取引しているサプライヤーの倒産です。天災リスクよりもよっぽど大きなリスクなのです。このリスクへの対応を考える上で、もっとも大きな問題は・・・
「倒産」は突然、やってくる事実です。
普段発注している顧客に、倒産の危機に瀕している状況は、サプライヤーにとってもっとも知られたくはありません。もっとも隠す相手が顧客です。したがって、バイヤーが知りたい、知りたいと思っても、表面的な情報で倒産の危機を事前に察知できません。
では、どうすれば良いか。
あまり好ましいやり方ではありませんが、倒産という火のないところに煙は立ちません。サプライヤーがバイヤー企業の近隣地域では、いろいろな話を耳にするでしょう。他人の不幸は蜜の味ともいいますし、アブナイ企業の噂は必ず回るものです。
噂を流す行為は避けても、耳に入ってきた場合は別です。噂に上る場合、遅かれ早かれそうなります。それほど重要なシグナルなのです。耳にした段階で、並行発注への策を講じるべきです。