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グローバル調達とはなにか
今、様々な企業の皆さんと、グローバル調達の研究会を行なっています。
研究会で最初にぶつかった「壁」、それは……
参加される方、それぞれがお持ちの「グローバル調達」の定義の違いです。
参加者の中には、いわゆる世界各国に拠点を構え、発祥の国の売上も過半数を占めない、真のグローバル企業もあれば、どっぷり日本国内にあらゆる居を構えている企業もあります。グローバルな拠点間での世界最適地調達を実現している企業から、日本国内からの調達額が圧倒的に多く、海外のサプライヤーの活用も道半ばの企業まで、参加者が行なう調達購買の姿は様々です。
調達購買戦略とは、全社戦略に影響を受けますし、調達購買の姿は事業のあり方によって変化します。どの企業にも当てはまる最適なモデルはありません。私は研究会のメンバーとの討議の中で、グローバル調達も企業毎に最適な形が存在すると考えるに至っています。
日本国内の顧客に、日本国内の事業拠点からモノやサービスを提供する場合、もし国内サプライヤーからしか調達を行なっていなければ、海外サプライヤーの活用がグローバル調達になります。いわゆる海外調達ですね。
研究会の方向性としては、企業の事業展開をいくつかのモデルに分類して、それぞれのモデルに合ったグローバル調達の姿を突き詰めたいと思います。