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「成果主義の真実」
「成果主義の真実」読了。
たまたま図書館で手にとったので読んでみたが、ちょうど四月から会社の人事制度が変わっていたので、勉強になった。
成果主義というと、数字としての結果で給料が全て左右されるような印象があるが、そういう「素朴な成果主義」というのは日本ではかなり少数派のようだ。その他に「プロセス重視型成果主義」や「分離型成果主義」という分類があって、どうやら私の会社の人事管理はこのどちらかに属するもののようだ。(まだ自分の会社の制度を詳しくは知らない。)
それよりも、人事管理と仕事管理が両方ともうまく機能するしくみが出来ていないと、人事管理だけを成果主義にしても会社はうまくまわらないというのが、良く理解できる。
成果主義には管理職層の給与を一定額で押さえ込むのが目的であるという、もう一つの側面がある。これは何となく理解していたが、はっきりと根拠を明示して書かれると、あまり良い気分ではない。
要するに競争に勝てば良いということだが、同僚と限られたパイを奪い合うというのは、だれだって愉快な気分にはなれないと思う。