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あなたの知っている情報、あなたの知らない情報(2)
以前から私は、「現場」の情報を信じること、を唱えてきた。
高尚なロジックや高尚な購買論よりも、私が現場で感じたことしかこのメルマガでは書いていない。
上記の営業マンは、私のいう現場主義から言えば、全く逆に地点に存在する人である。
しかし同時に、自分の皮膚感覚を育てるという意味では、常に逆説的な教訓になってくれる人だと思う。
日ごろ思っていることは本当なのか?それは皆が言っているだけで、本当の事実は逆ではないのだろうか?
そう考え、自分の皮膚感覚を鍛え上げることから、ビジネスマンの一歩が踏み出せるのではないだろうか、とそう思うのだ。
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私は常々思っていることであるが、バイヤー業の停頓感は、「バンザイの不在」にあるのではないだろう。
何かを成し遂げた後に、バンザイ!と皆と喜びを分けあうことができないからではないだろうか。
設計者であれば、モノを設計し、ときには自分で組み立てもやり、多くの協力会社と一緒になって、一つのモノを創り上げるという「のめりこみ感」がある。
何かの製品がラインに流れ始め、製品がお客のもとに届けられ始めたとき、設計者は感動を味わうことができる。
そして、各種の困難を乗り越えるというドラマがある。
NHKの「プロジェクトX」よろしく、そこには設計者の人生的蓄積を総動員してつくりあげる感動がある。
それに対して、多くの場合、バイヤーには感動がない。
「バンザイ!」がないのだ。
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現場には信用してもいい情報が全て詰まっている。
バイヤー(や前記のような種類の営業マン)には現場感覚というものが欠如していることが多くある。
これは、皮膚感覚というものを衰えさせるだけでなく、モチベーションと結果に対する感動(=バンザイ!)をも消し去ってしまう。
おそらくバイヤーに必要なのは、モチベーションストラテジーであることが徐々に理解されていくだろう。
「インターネットで遊んだり、書類を眺めるよりも、現場に感動を探しに行こう」